この手があったか!僕が驚いたコロナ渦での音楽業界マネタイズ術
Covid-19の緊急事態宣言が出ていたか,出るまで秒読み状態であった中,SUPER BEAVERというバンドが,それぞれの自宅からYouTubeでトークの生配信を始めました。この生配信は毎週土曜日に十数回行われました。
この時期,メジャーデビューをしたSUPER BEAVER。メジャーデビューシングルの宣伝などがビジネス面でのメインの目的だったようですが,YouTubeの生配信自体では,そんなに広告料収入を得られていないようでした。
僕自身も,この生配信って,結局はあまり収益には繋がってないよなと思っていました。
しかし,ある方法で,この生配信の収益を向上させたのです。
この生配信では,メンバーの4人が絵を描きながら行うゲームを行っていたのですが,その時に描いた絵がプリントされたマグカップを販売したのです。
SNSを見る限り,多くの人がこのマグカップを購入していました。緊急事態宣言のさなか,生配信を楽しんだ記念として,多くのファンがマグカップを購入したのだと察します。普通に店頭に並んでいる状況では買う人はまずいないようなデザインのマグカップです。
アーティストのグッズは,ライブという付加価値をつけて販売するのが主流です。そのライブがコロナ渦で最もやりにくい状況の中,SUPER BEAVERはこのコロナ渦でも出来る方法でグッズに付加価値を付けることが出来たのです。
グッズにオンラインで付加価値を付け,販売する。これもコロナ渦で音楽で収益をあげる1つの方法だと思います。