一ファンが考えるWITHコロナのエンタメ

地方在住ですが,2019年は巨人戦4試合(巨人ファンです),ライブは4回行った者です。2020年は行く予定だったライブが5公演中止になりました。最近は,新型コロナウイルスからのエンタメ界の復興をテーマに,ライブやプロ野球観戦が好きな者としての意見を発信しています。

感染対策が不十分なライブを0に

 2020年2月~3月に行われたライブでクラスターが発生したこともあり,前回の記事にも記載したとおり,ライブハウス等では感染対策のガイドラインを設定して,それを守ったうえでライブが行われてきました。しかし,最近になって,あまり有名ではないアーティストを中心に,感染対策が不十分なライブが散見されるようです。

 ガイドラインをしっかり守ったうえでライブが出来れば,この状況でクラスターが起こる訳が無いと思えるくらい安全なライブを行えますが,ガイドラインが守られていない状態だと,2020年2月~3月にクラスターが発生したように,感染リスクの大きい危険なライブになってしまいます。

 2021年8月12日の政府分科会の尾身会長の会見で,「人が密集しない以下の場所では感染防止対策を徹底したうえで利用可能」として,その例に「観客が声を出さないコンサートや演劇」が挙げられていました。ライブの感染対策は,ついに政府分科会に評価されるところまで来ているのです。

 

 その一方,比較的無名のあるアーティストが7月に行ったライブの映像がYouTubeに挙がっていたので,見てみました。その映像には,観客の歓声や掛け声が収録されていました。今この状況でこのようなライブが行われているのだと,私は信じられませんでした。

 

 大多数のライブで感染対策が徹底されていても,一部のライブでこのようなことが行われ,そこでクラスターが発生しているようでは,ライブ業界全体へ非難が起こります。

 

 今一度,ドームやスタジアムを埋められる人気を持つアーティストのライブから,ライブに数人しか集まらない無名・駆け出しのアーティストのライブまで,ライブ業界・音楽業界全体で,感染対策を徹底する必要があると考えます。

 

 今,ライブに行ける方々は,ライブで十分に感染対策が取られている前提のうえで,行けるのだと考えます。ライブで十分に感染対策が取られてないと,ライブに行ける方々も少なくなり,現在のガイドラインで認められている,会場の収容人数の50%の観客さえ入らないライブが多くなると考えます。それは結局,ライブ業界・音楽業界全体の首を絞めることにも繋がると考えます。

 

 感染対策を十分にせずライブをすることは,アーティスト個人の損失にもなりますし,ライブ業界・音楽業界全体の損失に繋がります。